友釣り


アタリの見分け方

アタリは実は頻繁に起こっている?

友釣りでの鮎は、微妙なアタリとしっかりとした激しいアタリとに分かれます。

野鮎がオトリに体当たりしている状態のとき、ハリにわずかに触れていると
微妙なアタリが来ます。

この状況は前アタリのようなもので、ここでオトリが泳ぎ回るのをストップさせて、
糸を張って待つのです。

それから本アタリが来ると、誰にでもはっきりとわかるような激しい負荷が
ロッドの先にかかるため、ここでハリを野鮎にしっかりと食い込ませてから
糸を強く張り、取り込みます。

鮎を取り込むには、「引き寄せ」と「引き抜き」の方法があり、
「引き寄せ」は少しずつ鮎を手前に寄せてから網ですくう方法です。

「引き抜き」は、ロッドを立てて後ろに倒し、鮎を空中に飛ばして網で
キャッチする方法です。

この方法であればポイントを荒らさずに済むので、継続して同じポイントを狙えます。

縄張り意識の強い鮎

鮎の縄張り意識を利用した友釣り

有名な「鮎の友釣り」は、鮎の縄張り意識を利用した釣法です。

生きたオトリの鮎をハリにつけて、わざと鮎の縄張りを荒らし、もう一つのハリに
引っ掛ける釣り方です。

鮎の縄張りの大きさは、小さいものでは十数センチから4~5メートルほど
と言われています。

この縄張りの中にほかの鮎が侵入した場合、鮎は怒って侵入した鮎に突進して
追い払います。

突進して来た鮎をハリのひっかけて釣るため、友釣りは鮎の食欲を利用するもの
ではなく、あくまでオトリの鮎を追わせて引っ掛けるので、しっかりとした
テクニックが求められます。

ですが、すべての鮎が縄張りを持つわけではなく、縄張りを特に持たずに群れて泳ぐ
鮎もいます。

群れ鮎を狙うには、友釣りとは違うテクニックを使用する必要があるでしょう。

友釣りの3つの絶対条件

オトリが追われやすい条件とは?

オトリがどういう状態なら野アユに追われやすいのか、またハリに掛かりやすいか、
という基本原理を考えてみたいと思います。

釣れないという人の多くは案外、これが分かっていないことが多いです。

話せばこんなこと当たり前、ということになるでしょう。

しかし、これをちゃんと理解しているかどうかで、その釣りも釣果も大きく変わってくるはずです。

では、どうしたら追われやすのでしょうか。

結論から先にいうと、最低必要な条件は3つあると思います。

1.オトリが下層を泳いでいること。
2.オトリの泳ぎが自然であること。
3.オトリの遊泳速度が野アユの追い気や縄張りの範囲にマッチしていること。

友釣りは「循環の釣り」

友釣り一連の流れとテクニック

鮎の友釣りは「循環の釣り」と言われます。

初めは養殖のオトリ鮎だったものを掛けた野アユと交代させ、オトリが元気なら
次もまた元気なアユが掛かります。

ガツンとくる強烈な引きこそが鮎の友釣りの醍醐味ですが、長時間やりとりを
続けていると掛かりアユの体力も余計に奪ってしまうことになります。

「元気なアユ」のスムーズな循環を途切れさせないためには、できるだけ時間を
かけずに取り込み、次の一尾へと着実に繋げることが大事になってきます。

元気の良い野アユが掛かると、ガツンという衝撃とともに魚の重みが伝わってきます。

このときあわてて竿を立てて引き寄せようとすると、ラインが切られたり、
魚がハリから外れてしまったりします。

これを「バラシ」と言います。

まずは落ち着いて竿を持つ手に力を込め、魚の走りをグッと押さえ込みましょう。

これをいわゆる「合わせ」と言います。

また、竿をしっかりと固定して竿の弾力を有効に使う「タメ」を覚えましょう。

竿をタメることで野アユの身体に掛けバリがしっかりと食い込みバラシを防ぐことが
出来ます。

掛かり鮎との攻防は、川の流れを有効に利用し、竿の弾力を活かしたタメで
スピーディーに効率よく行うのが理想的です。

掛けバリをガッチリと食い込ませた鮎を寄せる場合は、腰を落として姿勢を安定させます。

竿尻を持っているほうの手を前方へ押し出し、上方にそえた手は手前に引くように
操作すると力が効率的に竿に伝わります。

安定した竿の操作を身につけることで大きな魚も素早くて前に寄せることが出来ます。

また寄せる際のもうひとつのコツは、掛かった鮎を早めに浮かせることです。

オトリと掛かりアユの2尾が流れの中に入っていると、それを引き寄せる抵抗は
かなりのものになり、道具と身体に掛かる時間も余計にかかってしまいます。

オトリ鮎が水面から出るくらいまで浮かせると少ない力で魚を寄せてくることができます。

魚が手前に寄ってきたら利き手でしっかりと竿をホールドし、もう片方の手で
中ハリスや付け糸をつかんで玉網の中へひとまず2尾とも入れてしまいます。

この際、水中糸は仕掛けの中で一番細く、弱い部分なので決してつかまないように
注意しましょう。

魚を取り込んだらオトリの交換です。

言うまでもなく迅速な作業が必要になります、

まずは玉網の中でオトリに付けたハナカンを外し逃げられないように注意しながら
引き舟の中に戻します。

魚を弱らせないように素早く丁寧に、つぎは掛かりアユに刺さった掛けバリを外し、
ハナカンをセットします。

ハナカンがしっかり通ったのを確認したら玉網から出し、サカサバリを臀ビレの
付け根に打って、新しいオトリで再スタートです。

ハリの良し悪しが釣果を分ける

いいハリを使おう

鮎の友釣りでは、鮎の方からハリに食いつかせるのではなく、縄張りを荒らした
侵入者に突進してくる勢いを利用してハリに引っ掛けなければならないため、
ハリの品質が釣果を左右します。

ハリ先の鋭さが甘いとハリが鮎の体表を滑って引っかからず、逃してしまいます。

そのため、理想のハリはできるだけ鋭く、接触した途端に刺さってしまうくらい
品質がいいものを探してください。

また、ハリ先の鋭さだけではなく、ハリの形そのものも重要です。

ハリ先が外側を向いているものは、ハリがかかりやすいですが、外れてしまうことも
多くなります。

このハリの使い分けも鮎釣りでは大事なテクニックの一つですので、
様々な形状のものをシチュエーションに合わせて試してみて下さい。

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