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鮎釣りの仕掛けオトリの選び方鮎釣り必須アイテム鮎釣り必須装備
鮎竿など鮎釣り道具について鮎釣りの準備ハナカンの通し方
オトリの送り出しと誘導、引き抜きといった鮎釣りテクニック    など

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鮎の生態など

鮎は基本的に寿命が一年の魚なので、一般に「年魚」と呼ばれます。

毎年、秋になると鮎の成魚は河川下流域の砂礫(されき)底で産卵を行ないます。
その後、20日前後で孵化した仔魚は、自らの力で川を下って海へ移動し、
そこで冬を越します。
そして、春には体長6~7cm程度まで成長し、今度は川を遡って成魚となります。

仔魚のうちは水棲昆虫などを中心に捕食しますが、成長するとともに
川底の石に付着している珪藻や藍藻などのコケを食べるようになります。

これは、アユ独特の食性で、コケを薄い歯でかき取るようにして食べるため、
ササの葉状の“食み跡”が石に残ります。

コケを食べる食性があるため、鮎の体はスイカのような甘い香りが漂い、
このことから“香魚”とも呼ばれます。

鮎の縄張りは、良質のコケが付着する1平方メートル程度の範囲で、
そこに侵入してくる他の鮎に対しては、体当たりをして追い払います。

こうした強気なところがある反面、鮎は非常に警戒心が強いため、
人間が近づいたり、竿の影が水面に落ちるなどしただけで雲散霧消してしまいます。

鮎が天然遡上する河川は現在ではかなり減少し、各地の漁協の放流で
どうにか鮎釣りが成り立っているところも多くあります。

こうした“放流アユ”は採取地によって、「海産」「湖産」「人工産」
といったように分類されます。

鮎の釣り方

鮎の釣り方には主に「友釣り」「エサ釣り」「ドブ釣り」「コロガシ釣り」などがあり、
いずれも奥深い釣趣を楽しむことができます。

もっとも一般的な「友釣り」は、縄張りを持つ鮎の習性を巧みに利用した釣法で、
これは世界的にも例を見ない日本独自のものです。

縄張りを持った鮎に対して、尻ビレ付近に掛けバリを付けたオトリ鮎を接近させると、
体当たりで威嚇してきた鮎がハリに引っ掛かるという仕組みの釣り方です。

長さ10m近い長竿や、0.1号以下の超極細ラインを駆使するため、
淡水・海水のあらゆる釣りのタックルや仕掛けの進歩にも大きな影響を与えています。

仕掛けにセットしたオトリ鮎をポイントの川底に送り込み、
ラインを張らず緩めずの状態で尾ビレを振らせることが重要です。

そして、目印が横に飛んで、竿先にグングンと重みが乗ったら野アユがハリに
掛かった証拠です。

ここで慌てずに竿を立てて、ゆっくりと鮎を引き寄せながらタモに収めます。

こうした釣り上げた野アユを今度はオトリとして使用するという循環の釣りです。

鮎釣りの魅力

昔から、釣魚の格は「引き」「姿」「味」の3つの要素で決まると言われています。

その意味で鮎は、魚らしい姿とぬめるような美肌、“香魚”と讃えられるに
ふさわしい香り、そして定番の塩焼きはもちろん、若アユの背越し、
ウルカなどは珍味として知られています。

さらに、多くの人が鮎の友釣りに惹かれるのは、釣りそのものが技巧的であることと、
鮎本来のパワーを100%引き出しているところにあります。

つまり、鮎釣りには太公望を満足させるだけの「引き」「姿」「味」の3拍子が
揃っているということなのです。

また、釣りが技巧的であることによって、非常に奥深い釣りを楽しめるところも
大きな魅力です。

そもそも友釣りが技巧的になるのは、それ相応の理由があります。

通常、魚釣りというのは、対象魚に関わらず「エサを食わせる」か、
「擬餌バリを追わせる」ことによって、その釣りのシステムが成り立っています。

ところが、友釣りはこれらのどちらにも属さない釣りなのです。

つまり、野アユが自分の縄張りを守ろうとする本能を巧みに利用し、
ハリを仕込んだオトリをあえて縄張りに侵入させ、威嚇のために
体当たりしてきた野アユを掛けるわけです。

このように独特の手法によって釣りのプロセスが複雑になることで、
様々なテクニックが駆使されるようになり、それにともなって仕掛けも複雑になります。

プロセスが複雑になれば釣りが技巧的、かつ仕掛けが精緻になり、
そこに腕の差が生じるため、友釣りファンはますます増えているのです。

友釣りのシステム

「友釣り」という特異な釣りのスタイルが確立されたのは、
鮎の食性が大きく関係しているのは言うまでもありません。

海から遡上して川で暮らすようになった鮎は、川底の石に生えるコケを
独特の歯で削り取るようにして食べます。

これを言い換えると、鮎は石に生えたコケを削り取るようにして食べる
以外のエサの取り方をしなくなるということです。

つまり、コケの生える石は鮎にとって稲の生える田圃のようなものなので、
そこから離れて暮らすなどということは考えられなくなります。

したがって、コケの生える石に対する強い執着心が芽生え、
結果として縄張りが形成されるというわけです。

成魚となった鮎は自分の縄張りを持ち、そこに侵入してくる他の鮎を
体を張って撃退するようになります。

鮎の縄張りというのは単体でエサ場を確保するためのものなので、
侵入鮎が雄であろうと雌であろうと関係ありません。

同性で異性でも追い、場合によっては鮎以外の魚でさえも追うことがあります。

こうした鮎の激しい性格に着目し、オトリを使って野アユにボディアタックをさせ、
オトリに装着したハリで「掛ける」というシステムが「友釣り」であり、
この複雑さを攻略することにこそ、鮎釣りの魅力があるというわけです。

友釣りの条件とは

友釣りはオトリを使った独特の釣り方で、そのための「オトリ」は当然ことながら、
「鮎」です。

「縄張り」というのは同属のものに対してアピールするものなので、
基本的に鮎以外の魚ではオトリとしての役目を果たすことはできないわけです。

そのため、友釣りに使うオトリは「生きている」ということと、
なおかつ「元気である」ということが条件となってきます。

なぜなら、縄張りの性質上、元気な鮎でなければオトリの役目を果たせないからです。

そもそも鮎の縄張りは、大事なエサ、つまり石に付いたコケを死守するためのものです。

コケは水がきれいで、しかも流れが直接当たる場所でなければ生えないので、
流れの中でも水圧に負けずに泳げる元気なオトリでなければ、
縄張り(コケの生えた石の付近)に侵入できません。

もっとも、鮎の縄張りは非常に強固ではあるものの、それほど広範囲ではなく、
せいぜい1平方メートル前後といったところです。

オトリがこの1平方メートル以内のどこかを侵すような泳ぎ方をしなければ、
そこを縄張りとする野アユにとってはただの「通りすがり」に過ぎず、
決して「侵略アユ」ということにはなりません。

当然のことながら、相手が侵略アユでなければ、あえて追う必要はないので、
オトリが泳いでいるのが目に入ったとしても、完全にスルーされてしまいます。

だからこそ、オトリは元気で、流れの当たっている石、
すなわち良質のコケが生えている石に密着して泳げるものでなければならないわけです。

同時に友釣りは、豪快さと繊細さを併せ持った釣り方であるといえます。

そこでまず重要なことは、野アユがどこに縄張りを持っているかを的確に推測する
ということです。

たとえば、ガンガン瀬では、どこにオトリを誘導すればいいのか
迷ってしまいがちです。

しかし、複雑な水の流れや波の様子を冷静に観察することで、
次第に水面下に隠れた石の状況を判断できるようになってきます。

こうした努力と経験を積んだベテランは、どこの河川でも野アユの居場所が
すぐに分かるといいます。

野アユの縄張りにうまくオトリを送り込めるかどうかは、それぞれの釣り人の
技量や使っている仕掛けによって大きく左右されます。

まずは、野アユの居場所を推測することが、友釣りを成功させるための
重要な第一歩であるといえます。

鮎釣りの仕掛け

友釣りのオトリは元気な鮎でなければその役目を果たせないと同時に、
自由に泳げる状態を維持してやらなければ、本来の能力を発揮することはできません。

先人たちは、こうした条件をクリアするために、独特の仕掛けを生み出してきました。

それが、「友釣りの仕掛け」です。

そこで、友釣りに使用する主な道具(タックル)について解説していきましょう。

まず、「アユ竿」についてですが、釣りのなかでも友釣りは特に長い竿を使用するのが
一般的で、9~9.5mが主流となっています。

これほど長い竿を使う釣りは、友釣りを置いて他にはまずありません。

友釣りでは生きているオトリを使うため、たびたび釣り場を移動することができない
という制約があるため、このような長い竿を使うわけです。

可能な限り長い竿を使い、釣り人自身があまり動かなくても広範囲を探ることが
できるためです。

道糸は、天上イト(空中イト)と水中イトというふたつのパーツで
構成されているのが一般的です。

特に、メインとなる水中糸は0.04号といった超極細糸が使われることも
珍しくありません。

水中糸に超極細糸が使われるのは、細ければ細いほど糸は水の抵抗を
受けにくくなるためです。

水中糸にかかる水圧はそのままオトリにかかります。

同じ流速の流れであったとしても、太い水中糸を背負わされているオトリは、
超極細糸を背負っているオトリよりも強い水圧の負荷を受けることになります。

負荷がかかれば、そのぶんオトリの泳ぎが悪くなるので、
野アユを刺激する力も減ってしまいます。

したがって、水中糸は野アユのパワーに勝てる範囲で、可能な限り細くした方が有利
だというわけです。

こうしたことから、水中糸にはラインメーカーの最先端の繊維が採用されています。

たとえば、現在使われているものだけでも、ナイロン、フロロ、PE、チタン合金、
タングステン合金などがあります。

また、これらを組み合わせた複合ラインなどもあります。

一方の空中糸にはそれほどの繊細さは要求されていません。

天上糸が使われる理由は、水中糸のクセを緩和するためです。

極細の水中糸を直接竿につなぐと、竿に糸絡みしたときにどう絡んでいるのかが
見にくいとか、メタルラインには伸びがないので仕掛け自体にクッション性を
持たせたいというような理由で使われます。

ハナカンは、オトリの鼻に通して仕掛けをセットするためのパーツで、
様々な種類があります。

それぞれに存在理由があるとはいえ、結局のところは
「オトリの鮎をつなぎ止めるパーツ」であることでは共通しています。

逆さバリは、掛けバリを的確な位置に保持しておくためのパーツです。

縄張り鮎は、縄張りの中においては侵入鮎に対して絶対的に優位な立場にあります。

仮に侵入鮎の方が体が大きかったとしても、その姿を見て縄張り鮎が逃げ出す
ということはありえません。

絶対にひるむことなく決死のボディアタックで侵入アユを撃退します。

このときの追い方を見ていると、
「脂ビレと尾ビレのあいだを噛む」
「尻ビレと尾ビレのあいだを狙って上方に追い上げる」
という2つのパターンがあります。

つまり、後方から追尾するパターンが多いということです。

友釣りで逆さバリが必要とされるのは、この「追い方」に由来しています。

追尾してくる縄張り鮎に対し、オトリに仕込んだ掛けバリを常に
オトリ鮎の後方に保持するのが、逆さバリの役目なのです。

掛けバリは、その名の通り、鮎を「掛けるためのハリ」です。

追って来た縄張り鮎は、勢い余って掛けバリに掛かり、その結果として
釣り上げられてしまうわけです。

オトリの選び方

友釣りが「特殊な釣り」とされる理由は、「オトリ」を使う点にあるのは
言うまでもありません。

そして、オトリは「元気な鮎」でなければ野アユに「危険な侵入者」と
思わせることができません。

オトリを使って野アユが釣れると、今度はそれをオトリとして順次
使っていくことになりますが、
最初のオトリだけは前もって用意しておく必要があります。

この最初のオトリとなる鮎は、「オトリ屋」で購入するのが基本です。

もちろん、鮎ルアーを使ったり、カラバリで引っ掛ける(コロガシ釣り)
ことも可能ですが、鮎は内水面漁協にとって重要な魚種なので、
友釣りの河川ではコロガシ釣りや鮎ルアーは禁止されているケースが多々あります。

オトリ屋では自由にオトリを選ぶことができるので、
釣り人は自分の好みのサイズや性別のオトリを選びます。

その際には注意しなければならない点がいくつかあります。

すべての前提となるのは、釣りたての天然アユがベストだということです。

オトリを選ぶときは、このことをしっかり頭に入れておくことが大切です。

オトリには「天然」と「養殖」があり、養殖のオトリは養殖池で畜養したものです。

これに対して「天然オトリ」として販売されている鮎は、2~3日以内に
川で捕獲されたものです。

天然と養殖を比較した場合、泳ぎ方の点では、自然の川を知っている天然オトリに
軍配が上がります。

ただし、オトリとしての耐久性では養殖物の方が優れています。

そのため、天然オトリを購入する場合には、念のために養殖オトリも
用意しておいた方が無難です。

さらに、実際に釣れている鮎に合ったサイズで、なおかつ傷の少ないものを
選ぶのが基本といえます。

鮎釣り必須アイテム

オトリ屋で購入したオトリは、生きたまま釣り場まで運ぶ必要がありますが、
このときに使うのが「オトリ缶」という道具です。

このオトリ缶にはプラスチック製、ステンレス製、真鍮製などがありますが、
車で移動する際に便利なプラスチック製が主流になっています。

なぜなら、上ブタに防水パッキンが付いていて、車で揺られても
水がこぼれないようになっているためです。

オトリ缶とセットで欠かせないのが「エアポンプ」という付属品です。

鮎は酸欠に非常に弱いにもかかわらず、常に狭いオトリ缶の中でも活発に動いています。

そのため、大量の酸素が消費されるので、エアポンプを付けておかなければ、
オトリ屋から川までの短距離の移動の間に鮎がすっかり弱ってしまうことがあります。

川に立ち込んで釣る場合には、オトリを「引き舟」に移します。

この引き舟は、その名の通り、舟形をした容器のことで、荒瀬に立ち込んでも
流れに浮いて、水圧を受けにくい形をしています。

オトリにハナカンを通すときに、引き舟から取り出して一時的に収納しておく
「タモ」も、友釣りには欠かせないオトリの収納タックルです。

鮎はよく動くうえに、肌にぬめりがあるのでよく滑ります。

そのため、手に持ったまま引き舟のフタを閉めたり、ハナカンを持ちかえて
所定の位置を指でつまんだりといった、友釣りの一連の所作をすることはできません。

そこで、引き舟から取り出したオトリを、いったんタモに収納しておくというわけです。

鮎釣り必須装備

まず「アユタイツ」は、ネオプレーン素材を用いて保湿性を持たせたタイツです。

このアユタイツの注目すべき点は、なんといってもサイズの豊富さにあります。

友釣りというのは釣り人が流れの中に立ち込み、止まって釣るため、
タイツのフィット感と機動性は非常に重要なポイントになります。

こうしたことから、オーダーメイドのタイツが一般的になっており、
釣具メーカーによってはレディメイドでも10種類以上のサイズを
揃えているところもあります。

タイツに組み合わせる「アユタビ(アユ足袋)」はネオプレーン製で、
靴底にはフェルトが貼られています。

このフェルトによって、コケが生えて濡れて滑りやすい川石でもしっかりと
グリップします。

タイツとタビが合体した「スリムウエーダー」は、肌寒く感じられる
初夏や晩秋によく使われます。

こちらも「スリム」と名が付くだけに、サイズにはシビアです。

友釣りには友釣り専用の「アユベスト」があり、イカリバリのケースや、
仕掛け巻きを機能的に収納できるように設計されています。

一般的なベストでも使えないことはありませんが、機能性を考えると
アユベストが理想的です。

友釣り専用の「アユベルト」も忘れてはいけません。

引き舟を止めるDカンや、ワンタッチバックル、アユダモホルダーなどの
友釣り専用の装備が付いているので大変便利です。

一般のベルトでも代用可能ですが、友釣りを趣味にするなら欠かせないアイテム
と言えます。

最後に、友釣り専用ではありませんが、帽子と偏光グラスも用意しておくといいでしょう。

友釣りは真夏の昼間、天気のよい炎天下のときが「釣り日和」といえます。

そのため、日よけと目の保護は絶対に欠かすことができません。

偏光グラスは、紫外線カット性能を備えたものがいいでしょう。

通常、サングラスをかけると目は周囲が「暗い」と認識して瞳孔を開いてしまいます。

そのため、紫外線をカットできないサングラスでは、かえって
目を傷めることになってしまいます。

紫外線カット性能を持った偏光グラスを選べば、そうしたリスクは解消されます。

鮎竿について

友釣りにおいてもっとも重要なアイテムは「アユ竿」であるのはいうまでもありません。

そもそも友釣りでは、仕掛けを「振り込む」ということを想定していないので、
その代わりにオトリをポイントまで「誘導する」という性能が必要不可欠となります。

こうしたことから、友釣りでは他の釣りよりもはるかに竿が長くなります。

具体的には、9~9.5mの竿が「平均的」な長さの竿として用いられるのが一般的です。

竿の仕様の面でも、他の釣り用の竿とは大きく異なる点があります。

まず、仕様表を見て真っ先に気づくのは穂先の径です。

仕様表で「先径」と表示されている部分が、他の釣りの竿よりも
異常に太くなっているのがわかるはずです。

ソリッドトップを除けば、細いもので1.6mm、通常の竿で1.8mm、
太いものでは2.5mmを超えるものもあります。

このような太い穂先は、釣り人の意のままに生きたオトリを操作するために
作り出されたものです。

オトリを自由に泳がせていたのでは、釣り人の狙うポイントに思うように
入って行きませんし、仮に行ったとしてもすぐに逃げ出てしまいます。

野アユが掛かって抜くときにしても、竿先が弱ければ、
掛かり鮎に泳ぎ回られてしまい、なかなか抜くことができません。

これでは釣り人がリズムよく釣ることができないので、
友釣り竿には太くて強い穂先が採用されているというわけです。

その一方では、友釣り竿には“軽い”という性能も求められます。

なぜなら、竿が長くなると持ち重り感がグッと増すので、
自重を軽くするということは、友釣り竿にとっては重要課題となるからです。

現在の技術水準では、全長9mで200gというのが、
もっとも軽い竿の目安となっており、なかには185gという最軽量の竿もあります。

超軽量ロッドにはある程度の限界があり、オールラウンドロッドの目安は230g前後が
一般的です。

主な釣具メーカーのカタログを見ると、各メーカーともに80種を超える
アユ竿のアイテムを揃えています。

このなかから「これぞ」といえる一本を見つけ出すのはベテランでも難儀です。

そこで、鮎釣りに詳しい人に、普段釣るフィールドに合った竿を選んでもらうのが
理想的です。

それが難しいのであれば、友釣り竿は平凡なものが一番使いやすいので、
メーカーのカタログ内で「オールラウンド」とされている調子で、
9mの竿を選ぶのが無難でしょう。

竿以外の鮎釣り道具について

友釣りには専用の道具がたくさんありますが、それらを一通り揃える場合、
どの程度の初期投資が必要になるのでしょうか?

これは一概にはいえませんが、まず、友釣りの道具のなかで一番価格の幅が広いのが 「アユ竿」です。

ビギナー用であれば5万円前後からありますが、プロが使う競技用には40万円を超える
高価なものもたくさんあります。

ごく一般的な友釣りファンが使用しているアユ竿の平均的な価格帯は20万円前後です。

初心者にとってはかなり高額に思えますが、アユ竿の性能は間違いなく
価格に比例しており、それがそのまま釣果に結びつきます。

まず最初は、5~10万円前後の竿で技術を体得し、その後、軽量で高性能な
アユ竿を入手して使ってみれば、圧倒的な使いやすさに感動するはずです。

その他の道具類では、タイツが10,000~25,000円、オトリ缶は7,000~10,000円
といった価格帯が普及品いえます。

また、タビは10,000~15,000円、タモは15,000~25,000円、ベストは10,000~15,000円、
引き舟は10,000~15,000円。

このあたりの中古品で十分でしょう。

これらの道具は、アユ竿ほどの価格差はなく、タモを除けば性能の差もほとんどないので、
各々の予算に合わせて揃えていけばいいでしょう。

市販の仕掛けについて

友釣り用の仕掛けというのは、数ある釣りのなかでも特に凝った要素の多い
部類に入るにもかかわらず、以前はメーカーが製作した市販仕掛けで
満足できるようなものは多くなかったのが実情です。

最近では仕掛けに使うラインなどの素材がかなり繊細になり、
サンデーアングラーレベルの技量ではなかなか満足のいく仕掛け作りが
難しくなってきています。

こうしたことから、市販仕掛けに対する要望が高まり、品質も飛躍的にアップしています。

現に、最近はベテランでさえも市販仕掛けの品質のレベルを超えることが
難しくなっており、当然のことながら一般的な釣り人の仕掛けよりも、
市販仕掛けの方がはるかに高いレベルにまでなっています。

事実、イカリバリをはじめとした市販の完成仕掛けを利用している
ベテラン釣り師も増えているようです。

市販の友釣りの仕掛けは、複数のパートを組み合わせて1本になるように
なっているので、基本的にそれぞれのパートに対応する市販仕掛けが作られています。

天井糸から逆さバリまでが一体になった「パーフェクト仕掛け」も市販されています。

こうした市販仕掛けを購入するときには、状況に合わせて適宜選択することが大事です。

鮎釣りの準備

友釣りの1日は、オトリ屋でオトリを購入したときから始まりますが、
釣りが始まるのはオトリをタモに移したときからです。

オトリを引き舟に移したら、竿やタモなど、釣りに必要なものをすべて持って、
流れの中に少し立ち込みます。

オトリを送り出す場所に流れがあれば、比較的スムーズにオトリが
沖に泳ぎ出ていくためです。

これに対して、ヘチなどの流れのないところでオトリをスタートさせようとしても、
なかなか流れ出ていきません。

特に初心者にとっては、この「オトリを送り出す」という作業が意外に難しいものです。

最初のプロセスでは、オトリを送り出しやすい「流れの中に立つ」ことが重要です。

竿は、立ち込んだ位置で伸ばしますが、まずは竿先のリリアンに
仕掛けの天上イト部分をつなぎます。

その際、仕掛け巻きは腰に差したタモに入れます。

そのうえで竿を伸ばせば、仕掛けは自動的に引き出され、
竿が伸びたところで仕掛けの用意も終了します。

続いて竿を伸ばしてから肩に担ぎ、両手を自由にします。

その両手で掛けバリを仕掛けにセットし、仕掛けのハナカン部分を唇で軽くくわえます。

これで再び両手が自由になるので、引き舟を手元に引き寄せ、オトリをタモに移します。

以上で仕掛けとオトリの用意は完了です。

ハナカンの通し方

すべての準備が整ったところで行なう「ハナカン通し」は、その名の通り、
オトリの鼻に「ハナカン」という金属製の環を通す作業です。

これでオトリを仕掛けにつなぎ留めることができますが、ビギナーにとっては、
このプロセスが意外と難関です。

はじめのうちは何度も失敗してオトリを弱らせてしまうことが多く、
これによってスタートからつまずいてしまい、釣りのリズムを崩す結果
となってしまいます。

しかし、ここをクリアしなければ友釣りは始まりません。

いったん慣れてしまえば子供でもできるレベルの作業なので、
最初はオトリを多めに用意しておき、何度も練習して身につけましょう。

ハナカン通しのコツは、オトリを恐る恐るつかまずに、手の平で
包むようにしっかりとつかむことです。

そして、ハナカンの切り欠き部をオトリの鼻の右から左、あるいは左から右に
真っ直ぐ通すようにしましょう。

また、最近、主流になっている「ワンタッチハナカン」は、ハナカンをオトリに
セットすると、ハナカンの切り欠き部にセットされたウレタンのチューブが
自動的に切り欠き部を閉じ、ハナカンが外れないようになるので大変便利です。

オトリにハナカンをセットしたら、まずは利き手にハナカンを持ちます。

ハナカンはカーブしている部分を親指と人差し指でつまむのが正しい方法です。

ここでハナカンハリスが撚れていないかを確認しましょう。

もし、撚れているとオトリの泳ぎが悪くなるので注意が必要です。

オトリをつかむ前には川の水で手を冷やすことも大事です。

乾いた手や温かい手でつかむと、オトリは一気に弱ってしまうので、
オトリの目を手で覆い、手の平全体で包み込むように持ちましょう。

続いて肝心のハナカンを通すわけですが、ハナカンはオトリの両方の鼻の穴を
真っ直ぐ結ぶように通します。

ハナカンを通したら、そのままハナカンハリスを指先でたどるようにすれば、
自然に逆さバリをつかむことができます。

逆さバリは、尻ビレの一番後ろの尾側に打ちます。

このとき、浅く打つようにするのがコツです。深く打ち過ぎると、
野アユが掛かったときに逆さバリが外れにくくなり、トラブルになります。

目安としては、掛けバリのハリ先から1cmほど出るようにするのがいいでしょう。

これで掛けバリがオトリに絡みにくくなります。短過ぎたり、長過ぎたりするときは、
その時点で掛けバリをセットし直すことが大事です。

一連の作業が済んだら、掛けバリが底石などに絡まないように注意しながら
オトリを静かに流れの中に放します。

オトリが自力で泳ぎだせば、ハナカン通しは完璧といえます。

オトリの送り出しと誘導

仕掛けをセットしたオトリは、竿の操作で流れの中へと誘導します。

送り出す方法は大きく分けて2つのパターンがあります。

まず1つめのパターンは、竿を高く掲げてオトリの鼻を吊り上げ、
オトリか水面すれすれになるようにして、流れに乗せて下流前方に送り込む方法です。

ある程度狙いたいポイントが定まっていて、ダイレクトにオトリを送りたいときには、
この方法がもっともスピーディーで効果的です。

もう1つのパターンは、オトリを足元から泳がせて、オトリが泳ぐ方向にイトを送り、
沖のポイントまで泳いでいくのを待つ方法です。

このパターンでは、釣り人の足元から沖のポイントまでの間に掛かるチャンスがあります。

そのため、チャンスが多い釣り方ではあるものの、オトリが元気で自分から
沖の流れの強い方向へ泳ぎ出してくれなければ釣りにならないという欠点が
あることも覚えておきましょう。

どちらの方法でも共通していえるのは、オトリが流れの中に入ったら
竿を操作してイトを「張らず緩めず」の状態に保つようにすることが
大事だということです。

鮎という魚は棲息密度が高いので、オトリが元気であれば、この状態を保てば
オトリは自ずと野アユの縄張りに侵入します。

もともとそこにいた縄張り鮎が釣られたばかりで、後から入ってきた鮎の縄張り意識が
弱いうちや、野アユがオトリにスレているといった状態でない限り、必ず野アユは
オトリを追ってきます。

こうなれば、かなりの高確率でハリに掛かって釣れます。

友釣りでは、野アユを掛ける段階で釣り人にできることは多くありません。

ポイントを最終的に決めるのも、縄張りに侵入して野アユを「掛ける」のも
オトリの仕事です。

つまり、釣り人にできることといえば、オトリを追う野アユがいると思われる
エリアにオトリ鮎を誘導することと、狙うポイントに向かってオトリに
ストレスなく泳いでもらうことだけだということです。

ここが、「エサを食わせ」、「アタリを取り」、「アワセを入れる」という
他の釣りと大きく異なる点です。

他の釣りの場合は、最初から最後まで釣り人が演出し、自ら演ずる釣りといえますが、
友釣りはオトリが「役者」で、釣り人は陰の「演出家」であるわけです。

ただし、その役者が思うように演じてくれないことがあります。

つまり、オトリが泳がないことがあるということです。

そんなときこそ、演出家である釣り人の腕の見せ所です。

川の状態がよくて、ポイントをずらせば釣れる可能性が高い場合は、
上流に引き上げてポイントをずらすようにします。

状況がよくないときは、オトリが泳ぐまでイトを緩めて待ちます。

また、泳がせ釣りの場合は、竿を立てて釣っているので、そのまま竿先を
上げるようにすると、オトリが少し浮き上がります。

こうなるとオトリは底に沈もうとして尾を使うので、ポイントをずらすことができる
わけです。

オバセについて

自然の状態にあるときの鮎は、常に縄張りを中心として追いつ追われつしながら
生活しています。

こうした自然環境のなかでオトリ鮎に掛けバリをつけ、ミチイトのない状態で
自由に泳がせたとしたら、アッという間に野アユが掛かるはずです。

この状態が、いわば友釣りの「理想形」でもあるのです。

そうはいっても実際のところ、それだけでは釣り人は掛かり鮎を取り込むことは
不可能です。

そこで、オトリをつなぎ留めるための竿やラインが使われているのは言うまでも
ありません。

もっとも、一昔前の竿やラインは現在のように繊細なものではありませんでした。

ラインも現在のように号数表示ではなく、「厘」や「毛」といった単位が使われていました。

釣り場である川そのものの管理も現在のようではありませんでした。

かつては友釣り専用の河川は限定されていたため、コロガシ釣りや網打ちと同じ
フィールドで友釣りをすることも多かったものです。

そのため、友釣りは網打ちの影響を受けにくい深瀬や荒瀬などのポイントを
釣らなければなりませんでした。

1厘(1号)の太イトで荒瀬や深瀬を中心に釣る場合、当然のごとく
オモリが必要になるため、友釣りの黎明期の釣りは、「引き釣り」がほとんどでした。

こうした状況が劇的に変化したのは、1970年代に広まった「泳がせ釣り」が普及して
からのことです。

この頃から鮎の放流事業が盛んになり、貴重な資源をコロガシ釣りや網打ちで
乱獲されたくないという機運が高まりを見せるようになりました。

こうした時代背景によって、各地で一斉に友釣り専用河川が増え、それまで
網打ち場だったチャラ瀬や浅トロなどが、泳がせ釣りの絶好のフィールドとして
認識されるようになったわけです。

これと時を同じくして、竿も軽いカーボンロッドに変わり始めました。

竿が軽くなることで、腰だめにしなくても両腕だけで竿を持つことができるように
なります。

これで釣り人たちはオトリに対して細かい操作を加えるようになり、
それまでの大雑把な釣りから繊細な釣りへと大きく転換したわけです。

当初の泳がせ釣りは、俗にいう「行って来い泳がせ」の釣り方で、
手尻を長く取ってオトリの気の向くままに泳がせる手法が主流でした。

しかし、この頃から盛んになった競技会のなかで、友釣りのテクニックは
一気に複雑化します。

その代表といえるのが、ラインの巧みなコントロールです。

特に、ラインに緩みを取って流れの抵抗を受け、オトリを流れに向かって泳がせる
テクニックが大流行しました。

意図的にラインに緩みを作り、そのラインにかかる抵抗をオトリに背負わせるように
泳がせる方法を「オバセ釣り」と呼び、これが友釣りのテクニックのひとつとして
認識されるようになったわけです。

そもそも「オバセ」というのは、水中イトが流れの抵抗を受けたときにできる
“糸の緩み”のことです。

アマノジャクな鮎は、引っ張られた方向と逆の方向に泳ごうとする性格があります。

竿先の角度や立ち位置を変えてオバセを操作することによって、
オトリが泳ぐ方向や速度などをコントロールすることができるわけです。

ただ、極細ラインを使うときは、水切りがよすぎて効果を発揮できない
デメリットがあります。

また、ラインに緩みを作らずに、竿先でダイレクトにオトリを操作する方法を
「ゼロオバセ」といいます。

この方法の一番の利点は、オトリがなんらかのトラブルに見舞われたときに、
いち早く察知できるということです。

たとえば、野アユが一瞬ハリに触れて逆さバリが外れた場合などに、
ラインをオバセていたのではワンテンポ遅れますが、
ゼロオバセならば、トラブルをいち早く感知できます。

オトリ操作の基本的な考え方についても述べておきましょう。

野アユはコケを食むとき、石を下流から上流に向かって食み上げるようにしたり、
あるいは上流から反転しながら食み下ろすようにします。

野アユにとっては、こうした動作を他のアユがすることが、
もっとも許せないことだと言えます。

そのため、オトリ操作の基本は、この動きをオトリと釣り人が共同で
作業することなのです。

ただ、オトリが自然に動かない場合は、釣り人が主導権を握ってその動きを演出する
必要があります。

具体的には、石の脇を上流に引いたり、回転させたりすると、野アユが反応する確率が
アップします。

こうした操作を自由自在にできるようになれば、友釣りの釣果は格段にアップし、
ますます釣りが楽しくなるのは間違いありません。

ゼロオバセについて

オバセ釣りに続いて、今度は道具の世界にも大きなイノベーションの波が
押し寄せてきました。

それは、従来は存在しなかったメタルラインや複合ラインといった
ニューフェイスの登場です。

これと時を同じくして、それまでのナイロンラインやフロロカーボンラインが
一段と細さを増すとともに強度をアップさせました。

現在ではメタル系ラインは0.04号、ナイロンラインは0.15号クラスが
ごく当たり前に使われるようになりました。

したがって、0.25号クラスのナイロンラインを前提にして成り立っていた
オバセ釣りは、その根本的な部分が問われることになります。

つまり、0.15号クラスの細ラインは水中での水切りがよすぎるため、
むしろ「ラインに負荷をかけて泳がす」ということが難しくなるわけです。

これを打開するために生まれたのが、「竿で直接オトリを操作する」という
新しい考え方です。

これには感度のよいメタル系ラインと、やはり感度のよい高弾性カーボンを使った
竿の登場という技術革新も大いに貢献しました。

通常、竿で直接オトリを操作しようとすると、オバセは取れません。

なぜなら、ラインに緩みを持たせると、そこで釣り人の意図が伝わらないからです。

そこで登場したのが「ゼロオバセ」という概念なのです。

この「ゼロオバセ」とは、ハナカンから竿先までのラインと竿を通して
オトリの動きを把握しながら、同時に竿とラインを通して、
釣り人の意図をオトリに伝えて操作するという釣り方です。

釣り人は常にオトリの動きを把握しているので、野アユにケラレて
逆さバリが外れたり、掛けバリが底石を噛んだりするトラブルも素早くキャッチと、
すぐに対応することが可能です。

いわば「攻め」の釣りができるというわけです。

「オバセ」と「ゼロオバセ」という考え方は、「泳がせ釣り」と「引き釣り」の
テクニックにも大いに関わってくるので、決して忘れないようにしておきましょう。

引き抜きについて

オトリを泳がせているときに目印を見ていると、野アユが掛かったかどうかが
一目で分かります。

野アユはハリに掛かると驚いて疾走するので、目印がいきなり大きく引かれます。

ときには、その直後にグンと野アユの引きがはっきりと手に伝わってくることもあります。

したがって、ビギナーでも比較的簡単に分かるものです。

野アユが掛かったら、まずは竿を立てて、野アユの疾走を止めます。

これをしっかりできなければ、鮎が流れに乗って一気に走られてしまい、
糸切れや身切れでバラすリスクが高まります。

取り込み方は、オトリごと掛かり鮎を引き抜き、空中でタモ受けする
「引き抜き」が現在の主流となっています。

ただ、良型アユが掛かったときは、より慎重に鮎を引き寄せて取り込む
「寄せ取り」にした方が安心・確実です。

取り込んだ野アユは、今度はオトリとして使うので、野アユに刺さっている
掛けバリを外し、オトリからハナカンを抜いて引き舟に収納します。

ここから先の手順は、最初にオトリにハナカンを通したときと同じで、
釣り上げた野アユにハナカンを通し、オトリとして送り出します。

友釣りは「いかにオトリを弱らせないか」が大きなカギとなり、
これが釣果を大きく左右することになります。

そのため、早く上達したいなら、この手返しを迅速かつ確実にこなせるように
なることが大事です。

そこで、改めて引き抜きのテクニックをおさらいしておきましょう。

まず、野アユが掛かったら、竿を立てて掛かり鮎の疾走を止めます。

鮎との距離が離れ過れているとき、釣り人自らが下がって距離を詰めていきます。

そして、鮎が動きを止めたところで、ゆっくり竿を立てると竿の反発力で
オトリが水面から顔を出し、続いて掛かり鮎が姿を現わしたら「抜き」の体勢に入ります。

タモを抜いて、竿の弾力だけで掛かり鮎が浮くようになったら、
竿をやや後方に倒せば2匹の鮎が一緒に釣り人のほうに飛んできます。

タモの位置に鮎が飛んでくるように操作するのが理想的です。

可能ながり低い位置で、鮎に衝撃を与えないようにフワッと受けることができれば
完璧です。